- 子どもに囲碁をさせたい
- 囲碁のルールがわからないけど遊べる?
- よんろのごについて詳しく知りたい
- 子どもの食いつきはどう?
「囲碁は頭がよくなる」と聞きませんか?
東京大学・早稲田大学・慶応大学や全国の小中学校でも囲碁が取り入れられてきています。
私も子どもに囲碁をさせてみたいと思い「よんろのご」を購入しました。
私の囲碁レベルは「ルールを知っている」程度です
購入して正解でした。見た目がリンゴの可愛らしさもあって、箱を取り出すだけで興味津々!
「すぐ飽きるかな?」と思ったけど、いろんな遊びを自分たちで考えて遊びます。
この記事では、「よんろのご」について詳しくレビューしていきます。
2歳の子どもが「どんな感じで遊ぶのか」「実際のものはどんな感じか」を感想も書いていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
「よんろのご」はどんなゲーム?
よんろのごは囲碁の基本ルールをベースにしたパズルゲームです。縦横に碁石を4つまで並べられます。
赤リンゴが取られないように青リンゴを取れれば勝ち!というゲームです。
プロ棋士の張 栩(ちょう う)九段が4歳の娘と遊ぶために考案されました。
囲碁のルールって難しそう
ルール自体はとてもシンプルでわかりやすいです。囲碁をしたことがないって人でも簡単に始められますよ。
見た目はかわいいリンゴの木
碁石は赤リンゴと青りんご、碁盤はリンゴの木に見立ててとってもかわいいデザインです。
囲碁を知らない小さな子どももリンゴの木ってだけで興味をしめしてくれます。
うちの子どもも「よんろのご」を見た瞬間
早く遊ばせて
と手を出してきました。
リンゴ石の裏にイラストはありませんが、表と同じ色でペイントされていてちゃっちい感じもありません。
安いやつって表しか塗装されてなかったりするよね
碁盤の大きさは縦19.3cm・横14.8cmでA5用紙より少し縦の長さが短め。
碁石の大きさは直径2.5cmでペットボトルのふたより一回りほど小さいサイズです。
厚みは5mmなので薄すぎず、置いた石も取りやすい厚みだと感じました。
口に入る大きさなので、誤飲にご注意しましょう。小さなお子さんと遊ぶときは見ている間だけ遊ばせるようにしてくださいね。
素材:碁石は木、碁盤は厚紙
碁石は木材で作られています。
木って素敵ですよね
優しい感じがして私は好きです
そして碁盤は厚紙で作られています。紙製ですが、しっかりしていて頑丈です。
少々雑に扱っても折れたりしません。また、ツルッとしたコーティングがされているので、少しくらいぬれても大丈夫です。
子どもによってはおしゃぶりでぬれた手で遊んだりするため「洗える方がいい」という方にはすべて木製の「囲碁パズル」をおすすめします。
うちの双子弟くんがおしゃべりした手で触るので、基本的囲碁パズルで遊んでもらってます♪
囲碁パズルについては、以下の記事で詳しくレビューしています。
「よんろのご」の遊び方
付属の問題集に掲載されている問題数は72問とボリュームがたっぷりです。
問題はページが進むほど少しずつ難しくなっていて、子どもと一緒に大人も楽しめるようになっています。
問題集もお子さんが自分で読めるように漢字の上にひらがなが書いてあって親切です。
ひらがなが読めたら子どもが1人で遊べるね
基本ルールは「石を取る・つなげる」だけ
「よんろのご」のルールは非常に簡単です。
- 交点に1個ずつ置く
- 囲めば取れる
- 置いてはいけない場所がある
- 青リンゴを取れるときは置ける
このルールが1つずつ増える度に問題があるので、とても理解しやすいです。
遊びの流れ
初めて遊ぶときは最初から順番にしましょう。
順番に問題を解いていくうちに難しい問題も解けるようになるよ
カラフルで見やすい図が載っているので、わかりやすい!徐々にステップアップ
テクニックも学べるよ
赤リンゴが勝つように考えよう。
難しい問題を家族で一緒に考えるのも楽しいよ
また、2人でも対戦して遊べます。お互いに順番にリンゴを置いていって、相手がリンゴを置けなくなれば勝ちです。
オセロみたいな感じだね
対戦形式で遊ぶのもおすすめ
2歳の子どもに遊ばせてみたら
「よんろのご」を2歳8ヵ月の双子ちゃんに遊んでもらいました。
さすがに本に書いているような「囲う」「取る」遊びはまだできません。
しかし「交点に置く」は理解できるので、リンゴたちを交点に並べて遊びました。
最初は赤リンゴ・青リンゴともに2つずつ、計4つだけ渡しました。
ただ置いていくだけですが、置く場所はいろいろあるので面白いようです。
置いた後に
置けたよ!
と言わんばかりのドヤ顔を見せてくれました。少しずつリンゴの数を増やしていこうと思っています。
「よんろのご」のいいところは?
「よんろのご」を実際に使ってみてよかったと思ったところをご紹介します。
考える力が身につく
囲碁は以下のような能力を伸ばせます。
- 論理的思考
- 発想力
- 空間把握能力
- 形勢判断力
- 忍耐力
- 礼儀作法
- 集中力
すごくないですか?これからの社会を生きていくのに必要な能力です。
わが子に囲碁をしてほしい!
しかし、嫌々してほしくはないし意味がないので、うまく誘導したいですよね。
「よんろのご」は囲碁に慣れ親しむのにパズル感覚で遊べるのでぴったりです。
碁盤が小さいので空間把握能力や形勢判断力までは難しいですが以下の論理的思考を養えます。
- どこに置けばリンゴが取れる?
- リンゴが取られないようにするにはどうすればいい?
また、考えるには集中力や忍耐力も必要で、問題が解けたときに得られる達成感は得がたい経験です。
「オイオトシ」や「ウッテガエシ」という囲碁のテクニックも学べます
「成功体験」をたくさんできるのが「よんろのご」のいいところだと思います。
囲碁のルールを知らなくても楽しめる
囲碁のルールを知らなくても遊べるのはとても大きな利点ではないでしょうか。囲碁を始めようと勉強をした私はそれを実感しています。
囲碁入門者は9路盤からがおすすめ
と聞きますが、実際に1人でやろうとすると難しいです。
オンラインや近所で教えてもらえるなら別ですけどね
しかし「よんろのご」は付属の本に書いてある4つのルールさえわかればいいので、初めてでも問題が解けます。
囲碁はわからないけど、子どもに囲碁をさせたいという方は「よんろのご」から始めてみましょう。
お子さんがハマってどんどん難しい問題が解けるようになれば「ななろのご」へステップアップするのもおすすめですよ。
パパ・ママ・兄弟とも一緒に楽しく遊べる
「よんろのご」は1人用パズルとして作られたゲームですが、2人で対戦形式でも遊べます。
対戦もできるっていいですよね
1人遊びもいいですが、やはり他人と関わりながら遊ぶこともしてほしいです。ルール自体が簡単なので兄弟同士で勝負を楽しめます。
そして奥が深いゲームなので子どもだけじゃなく大人も楽しめます。お子さんと一緒に楽しみながら知育しちゃいましょう!
値段がお手頃
おもちゃを買うとき、子どもが興味を持ってくれるか心配ではありませんか?
私も買うときはいつも
このおもちゃで遊んでくれるかな?
と悩みます。
高い商品だと興味をもってもらえなかった時のショックさといったら・・・悲しいですよね。
「よんろのご」は1,000円台で購入できるので、試しに購入してみようと思える金額だと思います。
もし興味をもってもらえなかったとしても諦める必要はありません。まずはご自身が遊んでみてください。
親が楽しそうに遊んでいると、子どもは興味をしめす傾向があります。
電池がいらないからとってもエコ
子どものおもちゃは音が鳴ったり光ったりするために電池を使用することが多いです。しかし、電池を使うということは電池交換が必要になります。
子どものおもちゃは事故を防ぐために簡単に取り出せない仕組みになっていますが
電池交換って非常に面倒くさいよね
私は面倒くさがりなので、電池切れをおこすとしばらく放置される状態が続きます。その点「よんろのご」は電池を使わないおもちゃなので楽です。電池代も不要なので節約にもなります。
今はやりのSDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できますね
「よんろのご」の残念なところは?
ちょっぴり残念かもと思うところをご紹介します。
持ち運びもOKだけどかさばる
せっかくだからお出かけ先にも持っていきたいと思いませんか?箱はしっかりしたタイプなのでそのまま持ち運んで大丈夫です。
しかし、箱の厚みは約3.5cmと少々厚め。中に凹みがあって、そこにリンゴたちを収納するようになっているためです。
このままだとかさばるね
かばんに入れるにも家で収納するにも3.5cmはそこそこの厚みなので場所をとりますよね。そこで私のおすすめ収納はビニールネットケースです。
他のパズルと一緒に収納できるので見た目もすっきりします。ファスナーで開け閉めできるので、出し入れもしやすくて簡単!
赤リンゴと青リンゴは小さなサイズのケースに入れて
私はお菓子袋を使って作ったポーチに入れていますが、100均にもかわいい収納袋がいっぱいあります。
ちなみにA5サイズだとこんな感じで収納できます
\ これは100均で購入しました /
囲碁としては遊べない
囲碁を知らない人やできない人にはデメリットにはなりにくいですが、囲碁として遊ぶのは難しいです。
囲碁ができる人が「4路盤で対戦しよう」とゲームを始めると「あれ?」となります。
理由は青リンゴ(後手)では赤リンゴ(先手)に勝てないからです。
製作者の張 栩九段も
「よんろのご」は一人用のパズルとして考えられたものです。(中略)本来の囲碁のルールで対局するには、七路盤以上の碁盤を使うことをお勧めいたします。
引用:「よんろのご」問題集
とおっしゃられています。
囲碁としては遊べないけど先読みの力を鍛える「詰碁」を学ぶツールとしてとても有効です
囲碁を知らなくても楽しめるのが「よんろのご」
囲碁の基本ルールを使ったパズルゲームになっていて、囲碁をよく知らなくても手軽に遊べます。
これをきっかけに本格的な囲碁にも興味を示してくれると嬉しいですね。パズル要素が強いので、パズルが好きなお子さんには断然おすすめです。
そして対戦が好きなお子さんには対戦できる「ななろのご」の方もぜひ検討してみてください。「ななろのご」は馬をモチーフにした囲碁ゲームです。
7×7と碁石を置ける広さが広がるので「よんろのご」より複雑な対戦が楽しめます。
「対戦が好きな子は「ななろのご」の方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、大人が囲碁を知らない場合は「よんろのご」から始めるのがおすすめです。
ななろのごは大人が教える場面もでてくるので、まったくの初心者には少しハードルが高いです。
まずは基本ルールを「よんろのご」で楽しく学びましょう。
すぐに「ななろのご」に進んでしまうと「少ししか遊んでもらえなかった」と悲しくなるかもしれませんが、そのときは
「よんろのご」の問題集を簡単に解けるようになれば、今より強くなれるよ!
と声をかけてみてください。
そうして、「よんろのご」を活用しながら7路→9路→19路盤へとステップアップしていきましょう。
子どもの成長も感じられるね
問題に飽きてしまったときは、こちらの問題集もおすすめ!
100問あるので、いろんな問題を解く楽しみが増えますよ♪
ぜひ「よんろのご」で楽しい囲碁ライフをお子さんと過ごしてくだい!
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